ISO内部監査員の資格について

ISOの内部監査は、自社の社員など組織自身が行います。
内部監査では、マニュアルがISO規格の要求事項に適合しているか、運営管理などが作成したマニュアル通りに行われているか、マネジメントシステムが効果的に実施され維持されているかといったことをチェックします。
この内部監査を行うのがISO内部監査員です。

では、ISO内部監査員になるためにはどうしたら良いのでしょうか。
また、資格要件はあるのでしょうか。

ISO内部監査員になるためには

ISO規格において、ISO内部監査員になるための資格や技量などは求められてはいません。
ただ、資格や技量などが求められていないからといって誰でも内部監査が行えるわけではありません。
ISO内部監査員になるためには、組織が自ら定める内部監査員任命基準などに定められている要件を満たす必要があります。

この要件は組織によって異なり、外部研修などを求めている場合もあります。
そのため、様々な機関がISO内部監査員養成を目的とした研修セミナーなどを開催しています。
このようなセミナーは、組織の内部監査員候補、品質管理担当者などを対象として開かれています。

ただ、このようなセミナーは基礎的な知識などを学ぶ場であるため、
内部監査員に任命された人は規格の変更などの最新の情報を入手していくことなどが求められます。

IRCA、JRCAへの監査員登録について

IRCAとは国際的なマネジメントシステム審査員・監査員の登録機関で、IRCAに登録をすることによって、審査員・監査員として高い力量を持っていることの証明につながります。
IRCAの審査員・監査員には登録レベルが設定されており、内部監査員として登録されるためには、いくつかの要件があり一定以上の教育、実務経験、研修への参加などが求められます。

JRCAとは、日本規格協会マネジメントシステム審査員評価登録センターのことで、審査員や内部監査員などの認証を行っています。
MS内部監査員になるためには、一定以上の教育、実務経験、研修への参加などの要件が定められています。

内部監査を行うためには、それに関する知識などが必要となってきます。
そのような知識を持っていることを証明するのがISO内部監査員です。
ISO内部監査員に関して詳しく知りたい人、なりたいという人はセミナーに参加することをおすすめします。
正しい知識が効率的に身に付けられるでしょう。

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