ISOの規格の種類
ISOとは、国際標準化機構のことであり、国際的な取り引きを円滑に進めるための様々な活動を行っている機関のことです。
日本のJIS規格のように各国にはそれぞれの規格が存在していました。
しかし、国際的な取り引きを行う上で、規格がばらばらだと大変不便です。
そのため、国際的な規格が必要となりました。
そこで、できたのがISO規格です。
ISO規格の種類
ISO規格は、番号によって整理され多くの種類が存在します。
ISO規格を大きく工業製品の規格とマネジメントの規格に分けることができます。
工業製品の規格は個別の製品に関する規格です。
一方のマネジメントの規格は管理や仕組みに関する規格です。
ここでは、マネジメントの規格の種類をいくつか取り上げます。
ISO9001(品質マネジメントシステム)とは
ISO90001は、製品やサービスの提供などの業務プロセスの維持・改善により、
製品やサービスの質の向上を図るためのもので、
良い製品やサービスを作るということだけでなく、
良い製品やサービスを作るためのシステムを管理することを目的としています。
ISO14001(環境マネジメントシステム)とは
ISO14001は、環境の保全を目的としたもので、
組織活動や製品及びサービスによって起こる環境への影響を改善するための持続的なシステムを構築し、
そのシステムを継続的に改善していくことを要求しています。
また、環境への有害な影響の低減、環境への有益な影響の増大などが期待されます。
ISO20000(ITサービスマネジメントシステム)とは
ISO20000は、会社などが提供するITサービスを効果的、効率的に運営管理するためのもので、ITサービスを提供するサービス提供者が、顧客の求める品質のITサービスを安定して供給する仕組みを構築し、その有効性を継続的に維持改善していくことを要求しています。
ISO規格の種類についていくつか取り上げました。
上記以外にもISO規格には様々な種類があり、それらを独学で学ぶのはとても大変です。
セミナーを受けることによって、効率的に学ぶことができます。