<withコロナ時代の人事・採用業務 いま導入すべきは非対面の「オンライン採用」【1】> オンライン採用のメリットとWEB面接について

新型コロナウイルス感染症の拡大は、日本経済や人々の暮らしに多大な影響を与え、今、世界中の人たちがwithコロナの世界で新しい生活様式への変革を求められています。企業の働き方もオフィスワークから、感染リスクの低いテレワークが浸透し始めていますが、これまで「対面」しなければ成立しなかった「人事・採用業務」にも、「オンライン採用」というニューノーマルの波が押し寄せてきています。非対面で求職者を採用する「オンライン採用」はWEB面接などを活用して選考しますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。オンライン採用のメリットや、オンライン採用に必須なWEB面接などについてご紹介します。

 

非対面の「オンライン採用」とは?

これまでの人事・採用業務では、会社説明会や会社訪問、適性検査、面接など、直接会社へ足を運ぶということが、ごく当たり前に行われてきました。しかし、採用業務は集団や対面で行われることが多く、国が提唱する感染症対策とは真逆で、非常に感染リスクの高い行動となってしまいました。そこで、withコロナの世界では、このような対面型の採用業務から、WEB会議ツールや動画配信サービスなどを活用した採用活動を「オンライン採用」を導入する企業が増えてきています。

オンライン採用では、これまで大きな会場を使って求職者を集めた会社説明会を、WEB配信でのオンライン説明会として実施する、個別の面接の替わりにWEB面接を導入する、など、感染リスクの高い「対面式」から「非対面式」へと切り替えることで、採用活動の感染リスクを低くすることが可能となります。オンライン採用そのものは、数年前から存在していましたが、テレワークなどと同様で、なかなか普及せず、今回のコロナ禍で一気に注目を集め、withコロナ時代の人事・採用業務として導入する企業が増えて来ました。

 

オンライン採用のメリット・デメリット

オンライン採用には、「オンライン」ならではのメリットがあります。デメリットも含めて、オンライン採用のメリット・デメリットをまとめました。

●オンライン採用のメリット
まずは、オンライン採用の3つのメリットを見てみましょう。

(1)地方や遠方の求職者からエントリーがしやすい
オンライン採用の場合、WEB上でのやりとりがメインとなるため、企業訪問が省略されます。これまで時間の都合や交通の関係でエントリーを断念していた、地方や遠方の求職者がエントリーしやすい環境となります。企業側としても、応募者を増やし、隠れていた優秀な人材を探すチャンスとなるため、メリットがあります。

(2)採用までにかかるコストの削減が可能
会社説明会などを実施する際に、会場の手配やスタッフの配備などに多大な人手と費用がかかっていました。WEB配信を使ったオンライン説明会へ切り替えることにより、会場に係る費用などが削減できますので、他にリソースを回すことができます。

(3)採用業務をスピーディーに効率化することができる
従来の採用方式だと、会社説明会→一次面接→二次面接→最終面接と、内定者が決まれば内定者へのフォローなど、採用までにたくさんのタスクをこなす必要があり、長くかかればかかるほど、業務量も増え、採用担当者の負担が大きくなっていました。また、面接日を設定するにしても、面接の回数が増えるごとに、移動時間や待ち時間などに時間がとられ、面接日から後日に連絡となると、その間に良い人材にどんどん逃げられてしまいます。

オンライン採用の場合は、会社説明会から面接、採用までの流れをスピーディーに構築することが可能なため、内定辞退者を減らす効果が期待されています。

●オンライン採用のデメリット
オンライン採用の3つのデメリットも見てみましょう。

(1)社内活動の様子が伝わらない
会社訪問には、求職者に社内活動の様子を見てもらう目的がありますが、オンライン採用特有の、モニター越しでのやり取りでは社内活動の様子が伝わりにくいというデメリットが挙げられます。あらかじめ社内の様子を動画で撮影し、案内ムービーを作成する方法や、画像やWEB面接中の会話で社内の様子を伝えるなど、企業側の努力が必要となります。

(2)通信環境に左右されてしまう
オンラインあるあるとして、通信環境左右されてしまうケースもデメリットのひとつとして挙げられます。途中切断や音声が途絶えるなどのトラブルが続くと、十分なコミュニケーションがとれなくなり、面接として成り立たなくなります。通信の問題は求職者側、企業側、双方どちらでもありうる話なので、万が一通信が切断した場合の対処法を取り決めておくとよいでしょう。

(3)面接官がWEBツールに慣れていない
こちらもオンラインあるあるとなりますが、面接官がWEBツールの扱いに慣れていない、というケースもあります。パソコンやWEB面接ツールの扱いに慣れておかないと、いざ、不具合が発生した時に面接どころではなくなってしまう状況に陥る可能性もあるからです。オンライン慣れしていない重役などの面接の場合は、オンラインに詳しい従業員をサポートにつけるなどでカバーします。

 

オンライン採用に必須の「WEB面接」とは?

オンライン採用に必須なのは、「WEB面接」です。採用業務で最も重要となる「面接」を、WEBツールでモニター越しに実施することを指します。メールやチャットと違い、求職者の顔を見て面接を行うには、オンライン採用の中でも最も重要なポイントとなります。非対面式の面接といえば、昔から「電話面接」などがありましたが、声色だけでは相手の表情は読み取れないので「表情を見て判断する」ためにも、非常に有効な手段です。

それだけでなく、WEB面接は録音・録画ができるため、求職者の様子を関係者全員で共有できるため、後日、採用担当者同士や経験の浅い面接官の研修材料として重宝されます。また、対面面接を録画する場合は、求職者がカメラに緊張してしまいますが、WEB面接の場合は録画を意識せずに自然体を記録することが可能となります。WEB面接は、選考・内定辞退防止にも役立つと言われているとのデータもあるので、WEB面接はオンライン採用を左右する重要なカギといっても過言ではありません。

 

オンライン採用を知るにはセミナーで!

withコロナ時代を生き残るためには、採用業務も重要なミッションです。いまどきのオンライン採用を知るためにも、オンライン採用に関するセミナーを受講しましょう。下記URLより、関連のセミナーを探すことができます。

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【参照情報】
人事・採用担当者向けWebマガジン「採用アカデミー」
>>>非対面のオンライン採用とは?メリット・注意点・オンライン面接ツールをご紹介!

HR NOTE
>>>5分でわかるオンライン面接!やり方やメリット・デメリットを解説

ホワイト化のヒント
>>>採用担当者必見!web面接(オンライン面接)の注意点とポイントとは?

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>>>【採用担当者向け】WEB面接を導入するためには?方法やメリット、使用できるツール