<DX推進の不可欠要素「DXリテラシー」を高めよう!【2】> 社内のDXリテラシーを高めるためのポイントとは?
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いま、ビジネス誌やネットニュースのトピックなどで「DX」という言葉を見ない日はないくらい、DX(デジタルトランスフォーメーション)は、ビジネストレンドとなっています。大企業に限らず。中小企業や官公庁、自治体などもDX化は避けて通れない道となりつつあります。しかし、DX化に取り組むためには、まずDXの必要性を正しく理解し、でDXを遂行してゆくスキル、「DXリテラシー」を高める必要があります。DXを成功させるカギを握る「DXリテラシー」は、どのように高めたら良いのでしょうか。「DXリテラシー」の重要性やDXリテラシーを高めるためのポイントを解説してまいります。

 

「DXリテラシー」を高めるためるポイント

「DXリテラシー」を高めるためには、「全従業員を対象」を前提として3つのポイントがあります。

①従業員全員でDXリテラシーの必要性を知る
どんなにITに詳しい人が陣頭指揮をとっても、経営陣や、現場で働く従業員の協力を得られなければDXは成功しません。特に、DX推進のネックとなるのは経営陣という話が多く、予算やシステム導入などの際にスムーズに話が進まないというケースがあるようです。また、デジタルの知識があり、DXへの理解が速い部署と、そうでない部署の差が激しい場合も、プロジェクト進行の妨げになります。まずは経営陣も含めた全従業員でDXへの理解を深め、DXリテラシーの必要性知ることが、DXリテラシーを高めるための第一歩となります。

②デジタル知識を全従業員で共有する
①で記した「経営陣も含めた全従業員でDXへの理解を深めDXリテラシーの必要性を知る」ためには、デジタル知識を全従業員で共有することがポイントです。どのようなデジタル技術があるのか、どのような用語を使うのか、自分たちの業務に対応できるものはあるのか、自社のビジネスに応用できるのか、など、これらの知識を全従業員で正しく学び、理解し、知識を共有することで、DXリテラシーは高まり、プロジェクトが推進しやすくなります。

③従業員の誰もが企画に関われること
DX化の初手で躓きがちなのは「DXで解決できる課題を見つけてることができない」点にあります。その原因の一つにDXリテラシーの低さが挙げられます。現場にいる従業員のデジタル知識が乏しいと、肝心の課題点を見落としてしまうケースに陥ります。マネジメントする側だけでなく、現場の従業員もプロジェクトに直接関われるような企画を立て、早い段階での課題点の発見が、DX化成功への鍵となります。

 

DXリテラシーを高めるためには何を学ぶのか?

DXリテラシーを高めるには「DXの必要性」から学ぶ必要があります。

●DXの必要性を理解するために学ぶ4つのポイント
デジタル化が進む現代社会の中で、まずは基本的な4つのポイントを学ぶことで、DXが必要とされている理由を理解することができます。

・DXの定義
・DXを推進しない場合のリスク
・他社での成功事例
・DX化することで自社がどう変わってゆくのか

●DXの基礎知識
DXの輪郭が見えてきたら、次は「DXの基礎知識」について学びます。DXの「デジタル技術」には、以下の10項目が挙げられます。

・AI
・デジタル画像
・IoT
・ドローン
・RPA
・ブロックチェーン
・XR(VR.AR.MR)
・5G
・クラウドコンピューティング
・量子コンピューティング

これらを1から10まですべて網羅するのではなく、まずはどのようなデジタル技術があるのかを学び、その上で、どの技術が業務に活かせるか、応用ができるかなどを考えることで課題点のピックアップや、新たな価値創造へと繋げることが可能となります。

●DXを推進してゆくために必要な知識
DXを推進するマネジメント側にも必要な知識があります。

・DXのロードマップ
・DXプロジェクトの企画立案
・PoC(Proof of Concept:概念実証)
・本運用

DXをマネジメントする場合は、プロジェクトの進捗を常に把握し、どのフェーズにいるのか、その立ち位置を常に確認しておく必要があります。成功させることはもちろん大切ですが、より確実に前へ進めるためにも、PoCなど、概念実証を慎重に重ねた上で、本運用することが理想であり、現場でもそのことをきちんと知っておく事です。以上の点からも、繰り返しお伝えしている「全従業員で知識を共有する」ことが、いかに重要であるかをお分かりいただけるかと思います。

 

DXリテラシーを高めるための方法は?

実際にDXリテラシーを高めるためには、どのような方法があるのでしょうか?DXリテラシーを育成するための方法をご紹介します。

●ナレッジシェアリングをする
ナレッジシェアリングとは「個人の知識やノウハウを同じ組織の仲間に共有すること」を指します。DXリテラシーを高めるには、全従業員でデジタル知識を共有することが有効と記しましたが、ナレッジシェアリングを活用することでその課題をクリアすることが出来ます。ナレッジシェアリングは、デジタル知識の共有だけでなく、他社の成功事例などを共有することでも効果が期待できます。社内研修や社内SNSを活用し、ポジティブな雰囲気で情報を共有することができれば、ナレッジシェアリングもより効果的となるでしょう。

●DX検定の取得
「DX検定」とは「日本イノベーション融合学会ITBT検定員会」が主催する民間資格です。

・これからの社会の発展・ビジネス全般に必要なデジタル技術によるビジネスへの利活を進める人材のために、毎日爆発的に増加するバズワードを知識にする

・先端IT技術トレンドとビジネストレンドを幅広く問う知識検定

このような定義のもと、クラウド、AI、セキュリティ、IoT、ビックデータなどの知識を「DXリテラシー力」という形で可視化し、DXレベルを測定する検定試験となります。難易度は高い方とされていますが、これからの時代に必要となる資格の一つと言われています。

 

DXリテラシーはセミナー受講でも高めることができる

ナレッジシェアリンやDX検定以外でもDXリテラシーを取り扱ったビジネスセミナーなどを受講することでも、DXリテラシーを高めることが可能です。DXやDXリテラシーを取り扱ったセミナーを活用することで、社内のナレッジシェアリングだけでは得られない、新たな知識の息吹を吹かせることが可能となります。また、WEBセミナーなら時間や場所を問わず、好きなタイミングで受講することも可能です。リモートワーク体制の企業にもピッタリですのでぜひともご利用ください。ぜひ下記より、お好きなセミナーをお選びください。

■会場型セミナーで受講したい方は『ビジネスクラス・セミナー』
>>>最新のビジネスセミナーを探す
※サイトにアクセスしたら、「デジタルトランスフォーメーション」「DXリテラシー」などでフリーワード検索してください。

■WEBセミナーで受講したい方は『Deliveru(デリバル)』
>>>Webセミナーで最新セミナーを探す
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【参照情報】
STANDARD
>>>DXリテラシーとは? | 誰に必要なのか、何を学ぶことなのか?徹底解説!

AINOW
>>>DXリテラシーとは?ITリテラシーとの違い、必要性・教育方法を紹介

B2Bクラウド
>>>DXリテラシーの意味や必要性・向上のポイントを徹底解説

LINPRESS
>>>DX時代に必要なITリテラシーとは?DXを推進すべき人と、求められるスキルセットとは?

somulier
>>>DXリテラシーとは?社員教育でDX推進をしましょう

Contact EARTH for Expert
>>>DX検定とは?資格取得合格に必要な勉強方法や難易度は?