【企業法務の基礎知識17】 若葉マークの入門編「契約書」を学ぶ⑥ リーガルチェックは誰がする?注意点は何?

お疲れ様です!いのりんです♪

毎日のランチは悩みどこなんですが、
隙あらばラーメンに誘ってくるラーメンマンな元上司がナナメ前の席にいるので、
うかつにランチに悩んでいる素振りは見せられません。

ところが先日、その元上司から、

「渋谷駅に無人ラーメンショップが期間限定でできるから、今度みんなで行こう!」

とグループLINEがきたのですけど、
添付されていたニュースで気になったのは無人ラーメンショップよりも、
お客さんが帰ったあとに自動的に床やテーブルを
掃除してくれるというお掃除ロボットの存在。

テーブルにあるベタベタした汚れやこびりつきを、
自動的にお掃除してくれるとか、なんて賢いの!!

いつもなら既読スルーするところを、
お掃除ロボット見たさに、かなり食い気味で、

「いきます!!」

とレスしてしまいました。

いや、やっぱりね。
流行りものには、常にアンテナを、ですよね♪

 

さあ、おしゃべりはここまでにして、
法務のお勉強をしましょう!
今回も、「契約書」の「リーガルチェック」についてです!

 

リーガルチェックでコンプラ違反対策!

リーガルチェックを受けずに契約書を締結し、
そのあとで契約書に不備があった場合、
様々な不備を被るリスクがあります。

契約書の不備は、自社にとって不利益になるばかりでなく、
知らず知らずにコンプライアンス違反をしていた、
なんてこともあり得ます。

例えば、契約書の中で、
法律違反や企業倫理を問われる項目があった場合、
また法律上必要とされる項目が漏れていたまま、
契約が結ばれたとします。

その後、コンプライアンス違反が世間に暴かれてしまった時、
たとえ大企業や優良企業であっても、
コンプライアンス違反を咎められ、
企業イメージを損なう可能性が出てきてしまいます。

また、相手方が作成した契約書の内容で、
自社に不備になるような記載が含まれている可能性もあります。

そのようなリスクを回避するためにも、リーガルチェックで、
書類の不備や、記載漏れなどを見てもらえるので、
間違いのない契約書を作成することができます。

 

リーガルチェックでの確認ポイント

ではここで、リーガルチェックを依頼する時のポイントや、
依頼するタイミングなどの確認ポイントも見てみましょう。

●リーガルチェックは誰に依頼する?
さて、そのリーガルチェックは、誰がチェックするとベストなのでしょうか?
一般的にリーガルチェックは、法の専門家や弁護士に依頼します。

その場合に大切なことは、
「どの専門家や弁護士に依頼するか」という点です。

専門家なのですから、
当然法についてのスペシャリストとは思いますが、
残念ながら、中には経験不足の方や、
ビジネス法務に向いていない人もいらっしゃいます。

リーガルチェックを依頼する場合は、
リーガルチェックを専門としている弁護士に依頼することがおすすめです。

価格帯もそれぞれですので、
Web上などで実績などを確認のも良いでしょう。

●リーガルチェックの依頼先が決まったら
リーガルチェックを依頼先が決まったら、
相談内容を事前に整理しておくことがポイントです。

できるだけスムーズに契約書をチェックしてもらうためにも、
契約書内で気になる箇所をピックアップすることで、
相談時間を無駄にすることがなくなります。

時間によって相談料がかかる場合があるので、
相談事は短くまとめるか、
無料で初回相談を実施しているところなどを、
活用するのもおすすめです。

●契約締結日にお気をつけて!
リーガルチェックを依頼する際の最大の注意点は、
契約書締結日までにリーガルチェックを間に合わせる事です。
期日を想定して、余裕を持ったスケジューリングで、
依頼するようにしましょう。

 

契約書の種類とリーガルチェック

では最後に、リーガルチェックが必要となる契約書の種類をご紹介します。

●業務提携契約書
業務提携契約書は、会社間で業務の一部を委託する際に締結する契約書です。
よく見られる契約書ですが、双方の利害に深くかかわるので、
リーガルチェックで間違いのないようにしておきます。

プライバシーポリシー
「情報」を取り扱う企業なら、プライバシーポリシーのリーガルチェックは必須です。
収集した個人情報をどう扱うか、どう定めたのかを細かく規定する必要があります。

●利用規約契約書
利用規約契約書は、企業とユーザーの間で交わされるルールです。
専門家に依頼しなくても作成できる契約書の一種ですが、
一歩間違えるとハイリスクに転じることがあるので、リーガルチェックを要します。

●秘密保持契約書
秘密保持契約書は、自社や契約先の機密情報を扱う場合に交わす契約書です。
自社の機密を見せなければ契約できない交渉や、
業務の内容を説明するときに機密が必要な時に、
機密保持契約を結んでから交渉する、などの際に使われます。
会社の存続にかかわる場合があるので、リーガルチェックが必要です。

テンプレート契約書
契約書は、テンプレートを使っても、契約を結ぶことは可能です。
しかし、契約には様々なケースバイケースがあります。
テンプレートをそのまま使用すると、契約書として成立しないものも出てきます。
それを防ぐためにも、専門家の目を入れて、リーガルチェックをしてもらい、
最適化を図ってもらいましょう。

 

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リーガルチェックで何ができるか?
どんな契約書があるのか?

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次回もまた企業法務のお勉強にお付き合いくださいませ。

いのりんでした♪

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【参照情報】
TECH ACADEMY
>>>契約書の見方を学ぼう!リーガルチェックで必要となるポイントとは

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>>>契約書をリーガルチェックする重要性