経営企画・経営戦略・経営管理の違いとは

経営企画、経営戦略、経営管理…これらの単語の違いをはっきりと説明できますか?
字面だけ見ると似たり寄ったりな印象を受けるこれらの単語ですが、企業としてはどういった使い分けがなされているのか見ていきましょう。

経営企画とは

経営企画部という部署がありますが、端的にいうと会社の舵取りをする部署です。
小規模な会社の場合、社長自らが大きく関与し決定がなされる場合も多いですが、会社の規模が大きくなってくるとしっかりと経営企画をする必要がでてきます。
経営企画の内容として一般には、以下が挙げられます。

市場のニーズ、動向の調査、その他営業データなどを収集

調査作業は他社へ委託する場合もあります。

収集したデータを分析

経営会議で用いる資料としてもまとめていきます

分析したデータをもとに経営戦略の作成のための経営会議を運営

この会議には経営陣が参加し、会社の方向性を決めることもあります。

経営会議で決定されたことに従い、実際に経営目標などを盛り込んだ経営戦略を立案する

経営企画とは上記に挙げた一連の流れすべてを経営企画と呼びます。

経営戦略とは

前項の説明にもでてきましたが、短期または中長期的な経営目標と、それを達成するために必要な諸計画のことを指します。

経営会議で煮詰めた議論を経営目標という形にまとめることで、実際に現場で働いている社員全員がそれを理解し実行することを目指しています。
目標という形にすることで、社員全員が同じ方向を目指すようになるわけです。

経営戦略の中には、その目標を達成するためにはどのようなステップを踏んで達成することができるかなどを盛り込んであり、途中経過で進捗を顧みることができるようになっています。

経営管理とは

経営戦略を遂行するために、実際に会社内の様々な資源を効果的に活用できるよう、管理し組織を運営していくことです。資源とは人材や予算などのことを指しています。
経営管理ではPDCAサイクルを用いることでより良い組織運営ができるようにマネジメントしていくことを目指しています。

以上のように、3つの単語は似たような言葉のように見受けられますが、正確にいうと指す内容(範囲)は異なっています。
それぞれの自社では具体的にどのようなことが行われているのかを振り返ることも理解への助けになるかもしれません。
また、経営企画に関連するセミナーに参加することで、自社だけでなく他社の様子をうかがい知ることができ、より一層理解が深まることでしょう。

>>>最新の経営管理/戦略セミナー情報はこちらから

>>>経営に関する他の最新のセミナー情報はこちらから