モラルハラスメントを行いやすい人(加害者)の一般的な心理とは

近年、離婚の原因事由のひとつとして「モラルハラスメント」という言葉を聞いたことのある方も少なくはないのではないでしょうか。
「モラルハラスメントという言葉はよく聞くけれど、実際はどのようなものなの?」と疑問に感じている方も少なくはないでしょう。
そこで今回は、モラルハラスメントを行いやすい人とはどういう人なのか、
どの人の一般的な心理とはどういったものなのかをご紹介いたします。

モラルハラスメントを行いやすい人とは

モラルハラスメントを行いやすい人には、主に6つの特徴があります。

1つ目は、いつも自分が優位に立っていないと気が済まないということです。
2つ目は、他人の気持ちに共感することができないということです。
3つ目は、他人をほめることができないだけでなく、必要以上に悪口を言ってけなすことです。
4つ目は、自分の考えが絶対に正しいと信じ込んでおり、相手に対して自分に降伏するように要求することです。
5つ目は、自分が得をすれば、他人はどうでもいいという態度をとることです。
6つ目は、常に自分は他人よりも優れた人間なのだと思っていることです。

この6つの特徴のどれか、または複数に当てはまり、他人を傷つけている行為をしている人は、モラルハラスメントを行っている人であるといえます。
そういった人は、他人が自分のために動くことや、自分が絶対的な立場であると思い込んでいるので、自分の思い通りにならないときは、ひどい暴言をはいたり、暴力を振るったりします。

モラルハラスメントを行う人の一般的心理

モラルハラスメントを受けた方にとっては、自分の全人格を否定されたような気分になり、「自分はダメな人間なのだ」と思い込まされることが多いので、傷つけられ続けることが多くあります。
そういった状況にも関わらず、モラルハラスメントを行っている張本人は、自分が他人を傷つけてしまっているとは微塵にも感じていません。
むしろ、当たり前であると思っています。

これは、自分自身にとって一番都合のよい状態を導きだす状況でないと、自尊心が保てないからです。
ある意味、モラルハラスメントを行っている人は、モラルハラスメントを行うことによって、自己防衛を行っているという側面があります。

モラルハラスメントは、人間が人間らしく快活に生活を送るための阻害をしてしまう行為です。
モラルハラスメントを行っている張本人に気付かせるためにも、モラルハラスメントの講座やセミナーなどに一緒に参加し、改善に向けて一歩踏み出させてあげることも大切です。

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