<時代に合わせた再教育「リスキリング」で次世代の人材育成【2】> リスキリングをお得に受講「専門実践教訓練育給付金」と「第四次産業革命スキル取得講座認定制度」について

世界中が一斉にデジタル化という時代の変革期を迎える中、日本のビジネスシーンではそれらを担う人材が不足していることが懸念されています。ITスキルを持つ人材の数は限られており、DX化をしたくても二の足を踏んでいる企業が多く存在します。そんな中、注目を集めている人材育成方法が「リスキリング」です。

2020年のダボス会議でも言及されたリスキリングは、IT人材不足を解消できる手法として、日本政府も推奨しており、経済産業省が「人材開発支援助成金」制度を設けて企業が人材育成をすることを後押ししています。最大70%助成されると言われている「専門実践教訓練育給付金」やこれからの時代に必要な「第四次産業革命スキル取得講座認定制度(Reスキル講座)などについて見てみましょう。

 

専門実践教訓練育給付金でお得にリスキリング

まずは、人材開発支援助成金や、専門実践教訓練育給付金などについてまとめました。

●最大70%お得な「人材開発支援助成金」とは?
「人材開発支援助成金」とは「経済産業大臣が認定した講座を企業内での人材育成に用いる際に一定の要件を満たした場合にもらえる助成金」で、企業が人事育成のためにもらえる助成金となります。将来、成長が見込まれるIT・データ分野において、経済産業大臣が認定した講座を企業内で人材育成に用いる場合が対象で、「第四次産業革命スキル取得講座認定制度(Reスキル講座)」が知られています。例えば第四次産業革命スキル取得講座認定制度(Reスキル講座)人材育成のために受講させた場合は、以下の通りで助成されます。

・中小企業は訓練経費の75%を助成
・大手企業は訓練費用の60%を助成

人材開発支援助成は、上限が一律1,500万円までと定められており、他にも訓練の時間や回数の制限など、細かい規制があります。

●専門実践教訓練育給付金とは
「専門実践教訓練育給付金」とは、国から認定された教育訓練給付金適用コースを受講・修了した場合に、雇用保険非保険者等で就労すると、受講費用の70%が給付される制度です。年間上限は56万円、最長3年で上限が168万円になります。専門実践教訓練育給付金は、中長期的なキャリイア形成支援策の一つとして拡充されたもので、ITやデータサイエンス分野だけでなく、保育士や美容師、歯科衛生士などの資格取得などにも適用されるため、給付要件を満たすことが出来れば、どんな人でも利用できるという特徴を持っています。

●専門実践教訓練育給付金に向いている人
専門実践教訓練育給付金は、資格取得だけでなく、仕事の知識やスキルを高めてキャリアアップを目指す人や、ビジネスチャンスをつかみたい人、将来性のある資格を取得するために勉強したい人などにも向いており、コロナ禍で転職を余儀なくされる人や、新しい働き方にチャレンジしたい人など、前向きな目標を持った人にピッタリの給付金となっています。

 

第四次産業革命スキル取得講座認定制度(Reスキル講座)と専門実践教訓練育給付金の関連性

第四次産業革命スキル取得講座認定制度と専門実践教訓練育給付金の関連性についても解説いたします。

●第四次産業革命スキル取得講座認定制度とは?
専門実践教訓練育給付金と一緒に出てくる制度が「第四次産業革命スキル取得講座認定制度」通称「Reスキル講座」です。第四次産業革命スキル取得講座認定制度とは、IT関連やデータサイエンスなどを中心とした、将来性のある分野において、社会人が高度な専門性を身に付けてキャリアアップを図る、専門的で実践的な教育訓練講座を、経済産業大臣が認定する制度の事です。第四次産業革命スキル取得講座認定制度が設けられた背景とっして、ITやデータサイエンス関連の人材不足が挙げられます。

●専門実践教訓練育給付金との関連性
第四次産業革命スキル取得講座認定制度は、あくまでの「経済産業省が専門的で実践的な講座を認定する」だけの制度であり、この制度を利用しただけでは給付金を受け取ることはできません。専門実践教訓練育給付金を利用する人が、第四次産業革命スキル取得講座認定制度で認定された講座を受講することによって、給付金を受け取ることが可能となります。

 

専門実践教訓練育給付金の対象講座は?

専門実践教訓練育給付金の対象講座は経済産業大臣の他、厚生労働大臣、文部科学大臣が認定した以下のような分野に分類されます。

●第四次産業革命スキル取得講座認定制度

・AI、データサイエンス、クラウド、IoT、根とワーク、セキュリティなど
・ITSSレベル3以上に該当する資格

●その他の認定講座

・業務独占資格などの取得を目標とする講座
介護福祉士、社会福祉士、看護師、美容師、歯科衛生技師、保育士、調理師など

・大学院、大学などの過程
専門職大学院の課程(MBA、法科大学院、教職大学院など)
職業実践力育成プログラム(文部科学大臣認定など)

・専門学校の課程
職業実践専門課程(文部科学大臣認定)
キャリア形成促進プログラム(文部科学大臣認定)

 

リスキリングはセミナーを活用しよう!

IT人材不足の解消手段として注目度が高い専門実践教訓練育給付金ですが、国の認定であれば第四次産業革命スキル取得講座認定制度の講座でなくても受給が可能です。リスキリングで新たな戦力としての一歩を踏み出したい方は、ぜひセミナーをご活用下さい。下記サイトよりお好きなセミナーを選んでご自身にピッタリの「学びの方法」を探してみてください。

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【参照情報】
DataScienceTravel
>>>専門実践教育訓練給付金がもらえる条件とは?第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)についても解説

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