<ノーコードツールとは何か?話題のノーコードツールを解説【2】> ノーコードツールで何ができるのか?目的にあった選び方とは?
ソースコードを書く必要がなく、既存のパーツやテンプレートを配置するだけで、非IT人材でもアプリケーションの開発が可能となる「ノーコードツール」は、DX化を迫られる企業にとっての救世主として、注目を集めています。ノーコードツールを扱うクラウドサービスも増えつつあり、デジタル化の波とともに、より身近になりつつあります。具体的にノーコードツールでは、何ができるのでしょうか?ノーコードツールで出来ること、そして目的に合ったノーコードツールの選び方などを解説いたします。
「ノーコード」と「ローコード」何が違うのか?
ノーコードツールで何ができるのかと解説する前に、「ノーコード」と似た用語とされる「ローコード」との違いについて説明します。
●ノーコード
ノーコードの特徴は、以下の通りです。
・ソースコードがなくてもアプリケーションやソフトウエアの開発ができる
・IT知識がなくても扱える
・目的別に様々なノーコードツールのサービスが存在する
●ローコード
対して、ローコードは以下のような特徴を持ちます。
・極力ソースコードを書かないサービス
・ソースコードを必要とする部分もあるので拡張性が高い
・ローコードを扱うにはプログラミングのスキルやIT知識が必要
ノーコードのテンプレなどに比べてある程度自由度が増しますが、誰でも扱えるノーコードとは違い、ある程度のスキルが必要となるため、ローコードはややハードルが高いという印象があります。
ノーコードツールで何ができるのか?
ノーコードツールを使うと、下記の開発業務が可能となります。
・ビジネスアプリ
・モバイルアプリ
・ECサイト
・WEBサイト
・バックオフィス自動化
・CS
それぞれの詳細を解説します。
●ビジネスアプリ
ノーコードツールでは、顧客情報や社内KPI管理、業務の最適化などビジネスアプリを作成することができます。ビジネスアプリはITスキルの高いエンジニアに依頼するものでしたが、クラウドサービスのサービスの拡大により、ノーコードでの作成を可能としました。
●モバイルアプリ
例えば、業務を効率化するためのアプリや、システムのアプリを開発する場合、まず高度なプログラミング言語が必要でした。ノーコードツールを活用すれば、エンジニアを外注することなくアプリの開発ができるようになります。ツールによっては、社内アプリだけでなく、営業アプリや研修用アプリなど対応しているサービスがあります。
●ECサイト
コロナ禍も手伝い、ネット通販市場が活性化しています。オンラインショップに参入するには、ECサイトが必要です。ECサイトをゼロから構築するのは費用も時間もかかりますが、ノーコードツールでその問題は解決します。ノーコードツールの中には、ECサイトに特化したサービスも存在し、手軽に利用できることから個人での利用も目立ちます。
●WEBサイト
公式サイトは企業の顔です。サイトには業務内容や商品の紹介だけではなく、企業の品を保ったデザインであることはもちろん、アクセス解析の機能などを搭載しなければなりません。「ちゃんとしたWEBサイト」をきちんと「運営」するなら、専門のIT人材に依頼する必要がありましたが、ノーコードツールなら、非IT人材でもWEBサイトを運営できるようになりました。HTMLやCSSでコードを記述することなく、感覚的にサイト作成をすることができます。
●バックオフィス自動化
いま、多くの企業がバックオフィスの自動化、DX化を選択することに迫られています。従業員のテレワークへの対応、書類の保管方法など、紙から電子へと時代は移っています。ノーコードツールではDX化に対応したサービスも増えてきており、IT人材不足で二の足を踏んでいた企業にとっての救世主となっています。例えば、経理や人事の給与計算・経費精算、目まぐるしく変わる法令に基づいた書類管理、人事の管理なども自動化することができるようになります。
●CS
CS(カスタマーサクセス)は「顧客を成功に導くための取組み」ですが、ノーコードツールを使うことで、顧客に向けた能動的な支援ができます。顧客の状況分析、課題解決の促進、分析に基づいたアクションの最適化まで、自動で管理できるようになり、顧客と双方向のコミュニケーションを取ることも可能です。
ノーコードツールの目的にあった選び方
現在、ノーコードツール市場は活性化しており、あらゆるクラウド業者がノーコードツールサービスを展開しています。ノーコードツールの導入成功させるためには、目的にあった選び方がポイントです。
①日本語対応ソフトを選ぼう
ノーコードツールを取り扱っているのは日本の企業だけでありません。海外で作成されているツールもあります。ツールとしては有能でも、日本語のサポートがないと便利に使えるはずのものが使いこなせなくなるので、なるべく日本語対応ソフトを選ぶことをお勧めします。
②開発目的に適したツール選びをしているか
前項でも解説した通り、ノーコードツールではアプリ開発をはじめ、WEBサイト制作、業務の自動化、ECサイト制作なと、様々な活用方法があります。そして、それぞれに特化したサービスがあるので、目的に適したツールを選びましょう。目的とサービスがちぐはぐになってしまうと、誰でも使えるはずのノーコードが使えなくなり本末転倒です。
③使用者のレベルに沿ったサービスか
ノーコードツールサービスの中には、プログラミング言語を要するタイプもあります。ツールによって難易度も違ってきますので、使用する前に、内容とレベルをきちんとチェックすると良いでしょう。
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【参照情報】
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