内部統制の4つの目的とは

内部統制とは何なのでしょうか?
それは、企業が自発的に統制するルールや仕組みのことです。
企業が健全に成長していくためには、明確なルールや仕組みが必要です。
そのために、それぞれの企業が、それぞれの業態や業務内容などに合わせて作り上げたルールや仕組みが内部統制なのです。

内部統制を行う目的として、「業務の有効性と効率性」「財務報告の信頼性」「法令の尊主」「資源の保全」の4つがあります。
ここではそれら4つの目的について、その理由とともにご紹介します。

内部統制の目的1 ~業務の有効性と効率性~

業務の有効性とは、事業活動や業務の目的が、どの程度達成されたのかということです。
それに対して、業務の効率性とは、時間や人、モノ、金といった資源が、どの程度合理的に使用されたかということになります。
こうした業務の有効性と効率性が求められる理由は、企業の目的達成の可能性を高めることにあります。
それぞれの企業が設定した目的を達成するためには、限られた資源を合理的に、目的に合った形で使っていくことが求められるのです。

内部統制の目的2 ~財務報告の信頼性~

財務報告の信頼性には、財務諸表を正確に作成することと、作成した財務諸表に重大な影響を与えるかもしれない情報の信頼性を確保することがあります。

なぜ、こうした財務報告の信頼性が求められるかと言うと、
財務報告によって上場している企業であれば株価が変動したり、資金調達に影響を与えたりするためです。
財務報告の信頼性が確保できなければ、企業の資金繰りがうまくいかなくなることもあるのです。

内部統制の目的3 ~法令等の遵守~

法令等の遵守というのは、企業が守るべき法令や基準、企業倫理などを遵守ことです。
これらを守らなかったことが発覚すれば、企業は多大な損失を受けてしまいます。
このような理由から、内部統制では、法令等の遵守も求められるのです。

内部統制の目的4 ~資産の保全~

企業の資産には、不動産や備品、商品などの有形資産と、特許やデザインなどの無形資産がありますが、これらの資源が正しい手続きや承認の下で取得や使用、処分が行われるようにすることが資産の保全です。
これらの資産が不正に取得や使用、処分されてしまうと、企業の社会的信用を大きく失ってしまうこととなります。
そのために、資産の保全も求められています。

内部統制の4つの目的とは、このようなものになっています。
感覚的には、理解しやすいものばかりではないでしょうか?
しかし、これを実際に企業活動で生かしていくためには、もっと深く理解する必要があるかも知れません。
そのような場合には、内部統制に関するセミナーなどを受講すると、より詳しく知ることができます。