外貨預金の確定申告の方法と流れ
外貨預金は従来の預金とは異なり、利益が得られる預金として注目されています。
日本の場合は普通預金なら円で預金しますが、外貨預金ならドルやユーロなどの海外の通貨による預金が特徴です。
外貨預金である程度利益が発生したら、確定申告をしなければなりません。
外貨預金の確定申告をするには、どうすればいいのでしょうか。
金融商品ごとの課税方法
外貨預金で利益を得たら確定申告をしないといけませんが、実際に確定申告をする前に金融商品ごとの課税方法について知っておくといいでしょう。
課税方法には、金融商品から得た利益を他の所得と切り離す分離課税、その利益を他の所得と合算する総合課税の2つがあります。
さらに分離課税では、受取時に自動的に税金が差し引かれる源泉分離課税、自分で計算して申告する申告分離課税があります。
取引で得た利益が申告分離課税または総合課税の対象なら、確定申告が必要になります。
外貨預金の確定申告
外貨預金で得られる利益には、利息と為替差異があります。
利息からは自動的に税金が差し引かれるので、確定申告の必要はありませんが、為替差異が発生した場合は確定申告が必要です。
ただし、給与所得などが2,000万円以下で他の所得の合計が20万円以下なら申告の必要はありません。
会社員がもし外貨預金の為替差異で20万円を超えていなければ、実質的に非課税ということになります。
逆に超えた場合は、確定申告書Aを使って申告し、取引の明細がわかるものを準備しておくといいでしょう。
確定申告の簡単な方法
わざわざ確定申告書を用意して記入するのは面倒だという人は、国税庁のホームページに「申告書等作成コーナー」があるので、そこから作成できます。
画面の指示に従って進めると、金額を入力したら簡単に申告書が作れます。
作った申告書はそのまま印刷できます。
納税までインターネットでできるe-TAXもあり、電子証明書やICカードリーダーがあれば利用できます。
確定申告でわからないことがあれば、気軽にセミナーなどで聞いてみると、その方法がわかります。