ネットワーク管理者の資格の種類について

会社のネットワークの管理や設計などを行うネットワーク管理者には、業務に合わせた資格があります。

ここでは、ネットワーク管理者に必要な資格について、レベルや業務に合わせた5つの資格を紹介するので、参考にして下さい。

.com Master (ドットコムマスター)

NTTコミュニケーションズが実施するICT(情報通信技術)スキル認定資格制度。
ICTを安心・安全に使えるという初級レベルには「ドットコムマスター ベーシック」を用意。
また、個人や企業のICT活用をサポートできるレベルの中級・上級用として「ドットコムマスター アドバンス」が選べます。

特定のメーカーやソフトウェアに特化していない総合的な資格で、実践的かつ最新のICTスキルを幅広く身につけられ、全国各地で受検できるので初級の資格としてうってつけです。

情報セキュリティ初級認定試験

全日本情報学習振興協会が主催。
情報セキュリティの基礎知識を認定するもので、ネットワーク管理者や管理職の受検を勧めている資格です。
情報セキュリティ対策に関する基本的概念から、情報を保有する脅威と求められる対策、ソフト/ハード両面の基本知識が求められます。
また、情報漏洩に対しての危機意識を高め、会社全体をネットの脅威から守るという保護意識も高められます。

情報セキュリティ管理士認定試験

全日本情報学習振興協会が主催。
上記の情報セキュリティ初級認定試験はセキュリティ管理の入り口という位置づけに対し、本資格はセキュリティ管理のプロフェッショナル育成を目指したものです。
試験内容は「情報セキュリティ総論・情報資産に対する脅威と対策1・情報資産に対する脅威と対策2・コンピュータの一般知識」となっていて、合格率は約50%です。

CCNA(Cisco Certified Network Associate)

ネットワーク機器メーカーシスコ社が認定する資格試験。
アソシエイト認定の分野は幅広く「ルーティング アンド スイッチング」では基盤となるテクノロジーの知識の習得と次世代テクノロジーに必要なスキルセット、「セキュリティ」ではセキュリティインフラの開発・ネットワークの脅威や脆弱性の認識・セキュリティ上の脅威の低減に必要なスキルを有することを証明できます。
また、「クラウド」ではクラウドに関するスキルセットの習得・強化・確認、「データセンター」ではデータセンターの設計・機器の設置・メンテナンスにかかる時間やコスト削減についての知識が求められます。

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

情報処理推進機構(IPA)が実施する、経済産業省認定の国家資格。
高レベルのネットワークの設計担当者や管理責任者を対象にした試験。
ネットワーク資源の管理、システムの開発・運用・保守などについて、高度な実務経験に基づく知識や応用力が求められ、合格率は10%台という難関です。

いかがでしたか? それぞれレベルが異なる資格を5つ紹介しました。
ネットワーク管理者としてのスキルを高めるには必要な資格ばかりなので、正しい知識を得るためにもセミナーを受けて合格に役立てて下さい。

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