部下の叱り方(タイミングやフォロー等)について
会社の中で自分自身がステップアップしていくと、自分にとっての部下となる人が出てきます。
自分の直属の部下になると、育てる必要も責任も出てきます。
その中で叱る必要のないくらい優秀な部下であれば良いのですが、ほとんどの部下はそういうわけにはいきません。
しかし、最近ではコンプライアンスという事に日本中が敏感すぎるほど敏感で、
叱り方を一歩間違えるとパワハラだと言われかねません。
では部下を叱る場合、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか?
叱るのはミスをしたタイミングで
叱るタイミングは非常に重要です。
ミスが多い部下の場合ですと、叱るのは後でまとめてと思われるかもしれません。
しかし、叱られる部下側からしてみると、その時何も言われなかったことを後から叱られても
反発心がわいてしまい、中々受け入れることはできないでしょう。
ミスをしたタイミングですぐに叱ることで、叱られる方もスムーズに受け入れることができます。
叱る方としても、一つ一つ確実に解決に向けて話すことが出来ます。
相手を否定する叱り方をしない
一昔前であれば、叱るというと一方的に怒鳴るという事をしていた上司は多くいたでしょう。
しかし、現代ではそれは通用しません。
叱る場合に相手を否定するような言葉をぶつけるのは叱り方としては絶対にしてはいけないことなのです。
なぜこのミスをしたのか、このミスはどうすれば防げるのか、
という事を部下に考えさせる叱り方をしなければなりません。
叱るというよりは諭すという言葉のほうがしっくりくるかもしれませんね。
もちろん部下の反省度合いや態度によっては強く言わなければならないこともあります。
その時も相手の人格を否定するような言葉は絶対に言ってはいけません。
何が悪いのかという事を的確に伝える必要があるのです。
叱った後には必ずフォローを
部下を叱った後には、叱ったことについて、
その部下がどういうアクションを起こすのかをしっかりとチェックする必要があります。
その部下が叱られたことについて前向きにアクションを起こしていれば、一言声をかけてあげる。
間違ったアクションを起こしていれば助言をしてあげるなどのフォローをすることで、叱ったことがプラスに働くのです。
また、叱る際にもフォローを入れると良いでしょう。
叱る前に頑張っていることを一つ認めてから叱る。そういう心遣いも必要なのです。
叱り方一つとっても時代の移り変わりを感じます。
しかし、時代の流れに乗ることが出来なければ、部下を持つ上司としても失格の烙印を押されてしまいます。
昔と違い、社員は会社の歯車と考える人が少ない現代では、
叱る際にも人と人のコミュニケーションが必要なのです。
部下の叱り方や指導方法に悩んでいる方は、セミナーに参加することをおすすめします。
部下のモチベーションを高めることで、会社の成果アップにもつながるはずです。