新入社員研修の目的と実施すべき内容とは

新入社員が入社する4月前後は、新入社員のための研修を実施する企業がたくさんありますよね。
研修期間を終えてから通常の業務に就かせるというところも少なくありません。
そこで今回は、新入社員研修の目的と内容についてご紹介いたします。

新入社員研修の種類

そもそも、新入社員研修にはどのような種類があるのでしょうか。

まず、内定者研修というものが行われます。
これは、入社することが決まっている人たちを対象に、入社する前に行われる研修です。
入社の2ヶ月から1ヶ月前に行われます。

次に、新入社員研修というものが行われます。
これは、入社した直後に行われる研修です。

そして、OJTという研修が行われます。
これは、新入社員研修を終えて通常の業務を始めるための研修です。

新入社員研修の種類別の目的

前述した通り、新入社員研修は大きく3つに分けられます。
これらの研究を行う目的は、スムーズな業務を行うためです。
では、それぞれの研修の具体的な目的は、どのようなものがあるのでしょうか。

内定者研修の目的は、組織としての連帯感を高めることです。
社会人としてのマナーを学ぶのももちろんのことですが、同期入社のメンバーと親睦を深める意味合いも込められています。
同期入社のメンバーと親睦を深めることによって、これからこの会社で働いてくのだという意識も高まります。

入社直後の新入社員研修の目的は、働くために必要な一般常識を身に着けることです。
新しく会社に入社するわけですので、その会社での常識や、業界でのマナーを知らなくて当然です。
しかし、業務を行う際には、そういったものが求められるので、それらを身に着けるために実施されます。

新入社員研修終了後に行われるOJTの目的は、通常の業務をできるようになることです。
先輩や上司に実際の仕事を通して指導を行ってもらうことにより、必要な知識や技能を修得できるようになります。

研修の中で実施すべき内容とは

それでは、それぞれの研修の中で実施すべき内容には、どういったものがあるのでしょうか。

内定者研修の場合、業界に必要なことを一通り研修することになります。
例えば、その業界に必要な資格のことであったり、市場調査であったりです。
業界の専門知識はもちろんのこと、それらをレポートにまとめて提出することもあります。
また、企業によっては研修旅行を行って、朝から晩まで研修を行うところもあります。

新入社員研修の場合、実地研修が行われます。
入社前の研修では座学が多いですが、入社後の新入研修では、業務に必要な事柄を実際に行って訓練します。

配属された部署によって、自分がしなければならない業務というのは、随分違うものです。
OJTでは、自分が何をする部署に配属されたのかをよく理解してもらうため、
また日々の業務を一人でも滞りなく行えるようになるための研修を行います。

新入社員の研修というのは、新しく入社した人たちがスムーズに業務を行うためのものだけでなく、これから共に働くすべての人のためにも大切な研修であるといえます。
したがって、どのような類の研修を行うのかがすべての鍵となるので、
新入社員研修のセミナーなどを受けて内容を検討するようにするとよいでしょう。

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